三笘薫　26年W杯8強超えへ「ミスを恐れず仕掛ける」　初著書6・22発売

次回W杯に向けての「大きな夢」も語る三笘薫
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　ブライトンの日本代表MF三笘薫（25）が初の著書となる「VISION　夢を叶える逆算思考」（双葉社刊）を6月22日に発売することが11日、分かった。昨年のW杯カタール大会のスペイン戦では勝利につながるアシスト「三笘の1ミリ」がなぜ生まれたかなどの裏側を告白。今季プレミアリーグで日本人最多を更新する7得点を挙げ、なおも上を目指して成長を続けるドリブラーの120のメソッドを明かしている。

　「VISION　夢を叶える逆算思考」は、「プロサッカー選手を目指す子供たちに伝えたい3つのこと」の前書きに始まり、第1～8章で構成。後書きでは「ミスを恐れず仕掛ける――2026年ワールドカップに向けて」と日本史上初の8強以上を目指す次回のW杯に向けての「個」のサッカー論や「大きな夢」も語っている。

　川崎Fの下部組織に所属していた頃には「目標シート」を記入。エンゼルス・大谷翔平のように短、中、長期で目標を設定し、それぞれの世代で目標をクリアしてきたことが現在につながっているようだ。また、下部組織から直接トップチームに昇格せず、筑波大を経由してプロ入りしたのは大学で肉体改造に取り組み「世界に最速で行くための伸ばし方」を考えてのことだったと明かしている。

　帯には三笘の直筆署名がプリント。巻頭には「三笘の1ミリ」の写真や、プレミアリーグで日本人最多7ゴール目を決めた4月1日のブレントフォード戦の現地での撮り下ろし写真も収録されている。


　◯…サッカー選手の著書では150万部超のミリオンセラーとなった長谷部誠（Eフランクフルト）の「心を整える。」（幻冬舎）が有名だ。同著は初版2万部でスタートし、約5カ月かけて100万部の大台に乗った。日本出版協会によると、現役スポーツ選手が書いた本のミリオンセラーは史上初だった。また、長友佑都（FC東京）の「日本男児」（ポプラ社）は40万部超のベストセラーとなり、その後子供向けに文庫化された。