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C大阪・香川はJリーグ30周年に「危機感」その心は…

[ 2023年5月11日 17:42 ]

練習で軽快な動きを見せるC大阪MF香川真司
Photo By スポニチ

 C大阪は11日、大阪・舞洲で公開練習を行った。15日にJリーグ30周年を迎えるにあたり、元日本代表MF香川真司(34)が思いを語った。

 「まだ30年なんでね。もちろん日本サッカーを見たときにはこの30年、濃いんですけど、これからもっと僕たちは歴史を積み重ねていかなきゃいけないし、もっと良くなるためにサッカー界全体で、スポーツ界全体で盛り上がるというか、本質を見極めながらやらなきゃいけない。もっとレベルアップするために、という危機感の方が強い」

 Jリーグは「欠かせない場所」といい、プレーできるありがたみを日々感じているが、それでもかつて第一線で活躍してきた欧州に比べればプロリーグの歴史は浅く、まだまだ発展途上だ。「危機感」の根底にあるのは、サッカーの魅力を体現したいという思い。「自分自身が成長して、いいプレーをするために努力して、コツコツ積み上げていくしかない。18歳だろうが34歳だろうが、ピッチに出て成長するだけ。サッカーは1人でやるスポーツじゃないので、みんながいいプレーができたら必然的に強いチームになるだろうし、みんながもっとさらにいいプレーをするためにチームとして成り立たせないといけない。そういう意識を持てれば、個人がもっと輝く」と、チームプレーに徹することで個々の能力向上につながると力説した。

 この日はファンサービス実施日とあって、平日にもかかわらず100人超がサインを求めて列を作るなど大盛況。「今一度、こんなに多くのサポーターに応援されているということを再確認させられた」と背中を押された。14日はアウェーでの京都戦(サンガS)。今季ルヴァン杯で2戦2敗(0―4、0―2)と辛酸をなめている相手に、やられっぱなしではいられない。

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