×

なでしこ 五輪「金」カナダに3発!完封! 3-4-3手応え 連敗4で止めた

[ 2023年2月24日 04:21 ]

シービリーブス杯 ( 2023年2月22日    フリスコ )

<日本・カナダ>前半、先制ゴールを決め、喜ぶ清家(左)
Photo By 共同

 女子サッカーの国際親善試合「シービリーブス杯」に出場しているFIFAランク11位の女子日本代表「なでしこジャパン」は22日、最終戦で同6位のカナダに3―0で快勝した。日本は1勝2敗の2位で同大会を終えた。前半26分にDF清家貴子(26=三菱重工浦和)が先制ゴール。同41分にMF長谷川唯(26=マンチェスター・シティー)がPKで突き放し、後半にも1点を追加した。

 東京五輪で金メダルを獲得したカナダを攻守で圧倒した。前線を中心に先発5人を入れ替え、それぞれが個性を発揮。前半26分、ロングボールを右サイドで受けFW小林がドリブルから相手のDFとGKの間に絶妙なパスを出すと、清家が体を投げ出して先制点。池田監督は「人の特長を生かし、関わりをつくりながら飛び出せた」と狙い通りの形を称賛した。

 昨年11月の欧州遠征からの連敗を4で止めた。7月20日からニュージーランドとオーストラリアで共催される女子W杯を見据えて昨年10月から始めた3―4―3の布陣に選手は成長を実感した。DF熊谷は「短期間で自分たちが目指している方向に向かって前進できた」とうなずいた。

 ただ、カナダがプレーに精彩を欠いたことも事実。熊谷は「一人一人の強度はもっと上げなきゃいけない」とかぶとの緒を締めた。女子W杯の開幕まで約5カ月。池田監督の下、“ジャパンズ・ウェイ”を駆け抜けていく。

続きを表示

この記事のフォト

2023年2月24日のニュース