J1福岡MF井手口　C大阪香川との対戦「楽しみ」25日ホーム開幕戦

福岡MF井手口
Photo By スポニチ

　18日のJリーグ開幕戦神戸戦で2021年12月4日以来のJ1出場を果たした福岡MF井手口陽介（26）が21日、公開練習後に会見。25日ホーム開幕戦C大阪戦で、自身と同じく今季、海外からJリーグに帰還したMF香川真司（33）との対戦に期待感をにじませた。

　井手口が「サッカー選手としても人としてもリスペクトする選手」と敬意を口にする香川。互いに開幕戦で途中出場しており次戦で対戦する可能性も高くなったことで「いちファンとしてサッカーをしているところを見られるのはすごく楽しみ」と声を弾ませた。

　開幕戦では1点を追う後半32分に登場し2本のシュートを放つ積極性をみせるも無得点で敗戦した。

　「途中から入るので少しでも流れを変えなきゃいけなかったんですけど、なかなか変えられなかったのでそこは反省。選手のプレースタイルや特徴も分かってきたし、僕のプレースタイルも少しずつ分かってもらえてると思っているので連携をもっと深めていければ良くなっていく」。

　プロ入り後、井手口はベスト電器スタジアムでのプレー経験がなくホームデビューを「雰囲気を含めて楽しみ」と心待ち。開幕戦は0―1で敗れ難敵・C大阪を相手にホームでの今季初星を狙うが「出る準備はできている」と意欲をみせた。

　長谷部茂利監督（51）は井手口の状態について「ボールフィーリングのところは少し戻ってきていないのかな」と足りない部分を指摘したが「元々動けるから本人の中で100％じゃなくても上のレベルで動けている。現状は問題ない」と高く評価した。

　出場の可能性が高い香川については「すごい選手。攻撃が上手で抑えるのが難しい」と話し「ボールがあるとき、回りを生かすプレーも両方とも上手。攻撃面に関しては相当注意しても簡単に止められる選手じゃない」。　攻撃の脅威として最大限の警戒を払っていた。