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相馬に独名門クラブなどが熱視線 夢の海外移籍へW杯でアピールだ

[ 2022年11月17日 04:30 ]

練習に汗を流す相馬(右から2人目)=撮影・西海 健太郎
Photo By スポニチ

 複数の欧州クラブがサッカー日本代表MF相馬勇紀(25=名古屋)の今冬獲得に動いていることが分かった。複数の関係者によると、すでにドイツ1部の名門クラブやオランダ1部クラブが本格調査を進めているという。W杯カタール大会の活躍次第では、さらなる争奪戦に発展する可能性もある。

 「今まで日本代表に入った選手の中では一番身長が低いらしいので、低さを生かした重心の低いプレーをしたい」と1メートル66の相馬が口にするように、ドリブル突破や運動量を生かした献身性が特長。国内組だけで構成された7月のE―1選手権で3得点2アシストを記録し、A代表で行われた9月のドイツ遠征でもエクアドル戦で攻守に奮闘した。その勢いのまま、W杯本大会のメンバー入りを射止めた。

 過去にはMF中田英寿(平塚→ペルージャ)、DF長友佑都(FC東京→チェゼーナ)、GK川島永嗣(川崎F→リールセ)らがW杯でのパフォーマンスを評価され、海外移籍を実現。香川真司も「人生を変える舞台」と称したことがあるが、4年に1度の祭典は大きな転機になる。

 17日のカナダ戦は、同じ左サイドのMF三笘薫が体調不良でチームに合流できていないため途中出場する可能性が高い。「最大限にコンディションを上げて、あとは試合のイメージをつくって臨みたい。(W杯では)とにかく得点を取ってチームを勝利に導きたい。本当に一発やってやろうという気持ち」と相馬は語る。まずは最終テストの一戦で目に見える結果を残し、そしてドイツやスペインが待ち構える本大会へ突入する意気込みだ。念願の海外移籍を勝ち取るまで、ノンストップで走り続ける。

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2022年11月17日のニュース