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横浜 3年ぶり5度目V!創設30周年の節目飾った 神戸に3発快勝 2位川崎Fは白星も届かず

[ 2022年11月5日 16:01 ]

明治安田生命J1最終節   神戸1―3横浜 ( 2022年11月5日    ノエスタ )

<神戸・横浜>優勝を喜ぶ水沼(中)、宮市ら横浜イレブン(撮影・西海健太郎)
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 明治安田生命J1リーグ最終節は5日、各地で9試合が行われ、首位の横浜が3年ぶり5度目の優勝を決めた。敵地での神戸戦に3―1で勝利し、勝ち点を68に積み上げた。勝ち点差2で追っていた2位・川崎FはアウェーのFC東京戦に3-2で勝って勝ち点66としたが、逆転優勝には届かなかった。

 横浜は昨オフ、23得点で得点王となったエースの日本代表FW前田大然がスコットランドのセルティックに移籍。得点力の低下が不安視されたものの、チームは実績のあるFW西村拓真やFWアンデルソン・ロペス、DF永戸勝也、パリ五輪世代のMF藤田譲瑠チマらを獲得。開幕直前にDFチアゴ・マルチンスが抜けた穴は、鳥栖から移籍のDFエドゥアルドで補強した。

 C大阪との開幕戦は引き分けも、2戦目で前年王者の川崎Fに4―2で快勝し、3連覇阻止へ強い決意を示した。昨年7月に就任したオーストラリア人指揮官、ケヴィン・マスカット監督は先発メンバーを固定せず、各ポジションを複数の実力者で争わせ、攻撃的なサッカーで快進撃。J1通算1000試合目で鹿島に勝利、J1通算500勝を93年Jリーグ開幕戦の1勝目と同じ国立競技場で達成するなど、メモリアルな試合を次々に制して勢いをつけた。

 7月のE―1選手権に出場する国内組で結成された日本代表にMF水沼宏太、DF小池龍太、DF岩田智輝、DF畠中槙之輔、西村、藤田ら7人が招集された。だがその大会で10年ぶりに代表復帰したFW宮市亮が、韓国戦の接触プレーで右膝前十字じん帯を断裂。今季絶望の重傷を負った。戦力ダウンとなったものの、中断明けの鹿島との上位対決で、イレブンは「亮 君は一人じゃない」と書かれたユニホームをアップ時に着用して勝利。結束がより強まった。

 J1で5度の優勝は、鹿島の8度に次ぐ単独2位。鹿島と同じくJリーグ「オリジナル10」で一度もJ2降格経験のない名門が、クラブ創設30周年の節目を華やかに飾った。

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