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プレミアリーグの試合前に敵同士のウクライナ選手が抱擁 地元のサポートに涙

[ 2022年2月27日 10:41 ]

試合前に泣きながら抱き合ったマンチェスター・シティーのジンチェンコ(左)とエバートンのミコレンコ(AP)
Photo By AP

 26日に英リバプールで行われたサッカー・プレミアリーグのエバートン対マンチェスター・シティー戦の試合前に、両チームに所属するウクライナ出身の2選手が抱き合って“連帯”の意思を確認する場面があった。

 エバートンの本拠地「グディソン・パーク」でハグを交わしたのはマンチェスター・シティのオレクサンドル・ジンチェンコ(25)とエバートンのビタリー・ミコレンコ(22)の両DFでどちらもウクライナの出身。母国はロシアの侵攻を受けて危機的な状況に陥っており、サッカー選手としては敵同士ながら、ともに団結する姿勢を見せた。

 この試合ではエバートンの選手がウクライナの国旗と「NO WAR」というメッセージ記したユニフォームを着用。試合前にはロックバンド「ホリーズ」の「He Ain’t Heavy, He’s My Brother(兄弟の誓い)」という曲が流れ、ジンチェンコとミコレンコはその支援に対して涙を流して感謝していた。

 なお試合はマンチェスター・シティーが1―0で勝利を収めている。

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