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大久保嘉人氏 通算イエロー104枚も歴代1位 名審判が振り返る「要注意は要注意」に頭かく

[ 2022年1月19日 22:26 ]

大久保嘉人氏
Photo By スポニチ

 昨季限りで現役を引退したサッカー元日本代表FWの大久保嘉人氏(39)が19日放送のNHK BS1「千鳥のスポーツ立志伝」(月2回程度、水曜後9・00)にゲスト出演。史上初の3年連続J1得点王、歴代1位のJ1通算191ゴール、W杯2回出場など輝かしい実績を残した同氏の足跡をたどった。

 お笑いコンビ「千鳥」のノブ(42)と大悟(41)がMCを務め、ゲストの「技」「キャラクター」「立志」の“クセ”に迫る同番組。大久保氏の「技」のクセは相手の視界から消えてゴールを決める「マジシャンストライカー」、「キャラクター」のクセは歴代1位のイエローカード104枚も「ヤンチャで愛される男」、「立志」のクセは61歳で亡くなった父からの「ヨシト!ヒーローになれ!!」の言葉によって這い上がってきたと番組によって分析された。

 大久保氏のヤンチャなキャラクターについて大悟は大久保氏の出身地を引き合いに「北九州の成人式みたい」とたとえたが、VTR出演した元審判員の上川徹氏(58)は「大久保さんとの試合はとっても大変でした」「要注意は要注意ですね」「7試合担当して4枚イエローカードを出しているんです。多いですよね」などとコメント。試合中は両チームの選手の動きを見ながら“要注意”の大久保に気を付けなければいけなかったため大変だったとし「反則を受けるポジションなんでね。『今の取ってくださいよ!』ぐらいだったらカードにならないんでしょうけど、アクションまじえながら近寄ってくると、どうしてもカードの対象になってしまう」と説明すると、大久保氏は恥ずかしそうに頭をかいた。

 それでも、試合中はつい感情が爆発してしまう大久保氏について「彼はレフェリーに怒るけど、そんなに後腐れないんだと思うんですよね。瞬間的なものなので。とにかく本当に負けず嫌いで、自分の感情をストレートに発散、表現するっていうのは。今はそういう子が少なくなっているのが少し寂しいところではありますよね」と笑顔で振り返る上川氏。これには大久保氏もVTRを見ながら何度もうなずき、うれしそうだった。

 また、大久保氏は「レッドカードは唯一2番なんです」と自ら付け加えて苦笑い。「イエローカードは1位。レッドは1位。(レッドカードの1位は)ストイコビッチです」とし「(差は)1枚かな?だから最後(の試合で)あと1枚(もらって)。並ぶと1位になると。でも、(この試合で)引退と言っているから、ここで退場はできないなって」と悔しそう?な表情を浮かべつつ「ヤンチャを貫き通せたことが本当に誇らしく思いますし、Jリーグあって良かったなと。本当に感謝ですね」と話していた。

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2022年1月19日のニュース