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元国見監督・小嶺忠敏さん告別式 J3相模原の高木監督涙「モラルを教えてもらった」

[ 2022年1月10日 05:30 ]

小嶺忠敏さんの葬儀・告別式に参列したJ3相模原の高木琢也監督(中央右)と、J2東京V前監督の永井秀樹さん(同左)
Photo By 共同

 国見高(長崎)を率いて全国高校サッカー選手権を6度制し、7日に肝不全のため亡くなった小嶺忠敏さん(享年76)の葬儀・告別式が9日、長崎県南島原市で営まれ、約1500人が参列した。元日本代表FWでJ3相模原の高木琢也監督(54)、仙台大サッカー部コーチの平山相太氏(36)ら多くの教え子が駆けつけて別れを惜しみ、日本サッカー協会の田嶋幸三会長が弔辞を読んだ。

 高木監督は「人間としてのモラルを教えてもらった。自分も先生のような指導を心がけていきたい」と語り、出棺の際には目頭を押さえる場面が見られた。喪主の妻・厚子さんに代わり、長女のゆりさんがあいさつ。長崎総合科学大付の監督として今冬の選手権出場に導いた小嶺さんは闘病中も何度も病院を退院して選手権が行われている「東京に行きたい」と訴え続けていたという。「父の帰りたい場所は生徒たちがいるサッカーグラウンドでした」と語った。

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