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横浜FC、仙台、大分がJ2降格…3チーム同日決定はJ1史上初 降格残り1枠は湘南、清水、徳島の争いに

[ 2021年11月20日 17:00 ]

<仙台・湘南>湘南に敗れ、サポーターの前でガックリ引き揚げる仙台イレブン(撮影・光山 貴大)
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 明治安田生命J1リーグ第36節は20日、各地で10試合が行われ、白熱のJ1生き残り争いから3チームが脱落。最下位・横浜FCはホームで3位・神戸に0―2で敗れ19年以来3季ぶり、19位・仙台はホームで15位・湘南に0―2で敗れ09年以来13季ぶり、18位・大分もアウェーで4位・鹿島に0―0と引き分け18年以来4季ぶりの降格が決定。3チームの同日降格はJ1史上初の出来事となった。

 今季は4チームがJ2に自動降格するため、残留争いは残り3節で下位6チーム(湘南、清水、徳島、大分、仙台、横浜FC)による例年以上に白熱した展開。今節は18位・大分から最下位・横浜FCまで最大3チームが降格決定となる可能性があるなか、19位・仙台と15位・湘南による“注目の直接対決”はFWウェリントンの先制ゴールなどにより湘南が勝利。勝ち点を36に伸ばし、1部残留へ前進。敗れた仙台は清水―広島戦の結果次第で降格が決まる流れとなった。

 一方、残留圏ギリギリ18位・徳島はアウェーでFC東京を2―0と下し、勝ち点を33に伸ばし1部残留に望みをつないだ。この結果、最下位・横浜FC、18位・大分もそれぞれ勝利出来なければ同時刻開催の清水―広島戦の結果次第で降格する流れとなり、横浜FCはFW大迫に先制ゴールを許すなど神戸に0―2と敗戦。大分も鹿島とスコアレスドローに終わり、勝ち点3を獲得することができなかった。

 そして今節の降格決定の行方を左右する16位・清水はホームで10位・広島と対戦。前半30分にFWチアゴ・サンタナが先制ゴールを挙げると、この1点を最後まで守り抜き1―0で勝利。勝ち点36となり1部残留へ前進。この瞬間、横浜FC、仙台、大分のJ2降格が決定した。

 これでJ1残留争いは残る降格1枠をめぐり湘南(勝ち点36)、清水(勝ち点36)、徳島(勝ち点33)の3チームが残り2試合で生き残りを懸けることなった。

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