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A代表初招集の三笘 ベトナム戦へ「どんなプレーでも、日本の勝利に貢献できれば」

[ 2021年11月10日 14:50 ]

<日本代表・練習>ランニングする三笘(中央)ら選手たち(C)JFA
Photo By スポニチ

 日本代表MF三笘薫(24=サンジロワーズ)が10日、翌日のW杯アジア最終予選ベトナム戦(ベトナム・ハノイ)に向けてオンラインで取材対応した。A代表は今回が初招集で、まずは「初めて呼ばれてうれしい気持ちと、最終予選の厳しい戦いの中での招集なので、すごく責任を感じています」と感想を述べ、「どんなプレーでも、日本の勝利に貢献できればいいと思っています。しっかりとチームの力になれれば」と強い意欲をのぞかせた。

 今夏、川崎Fからベルギー1部サンジロワーズに移籍。自身初の海外移籍にも関わらず、新天地でも類い希なる技術でファンの人気を集めるなど、高い適応力を見せている。途中出場した10月16日のセラン戦では、自身プロ初のハットトリックをマークするなど圧巻の活躍。最近では運動量を求められる左ウィングバックの定位置を確保し、今回のA代表初招集に繋げた。

 短期間で新しい環境に適応するために、練習から常に100%でやることはもちろん「各選手のプレーをしっかり観察して、(フィットするために)1人ひとりどういうプレーが最適なのか」などと考えていたという。

 森保ジャパンは先月の豪州戦で、Jリーグで圧倒的な強さを見せている川崎Fと同じ4―3―3布陣に適用。負けられない一戦で劇的な勝利を飾った。三笘にとっても慣れ親しんだシステムで、この日も「川崎Fのサッカーと代表のサッカーはまったく違うと思う。選手1人ひとりの能力も違いますし、相手も違う。そこは別と考えないといけない」と強調しながらも「ポジションのところだったり、立ち位置というところは、あまり変わらないと思う。そこ(左FW)でのプレーというのは整理されていますし、プレーとしてはより仕掛けることだったり、前への推進力で、チームに勢いをもたらす役割だと思っている。そこはフロンターレの時と同様、出せればいいなと思います」とイメージを膨らませた。

 相手のベトナムは4戦全敗。B組最下位に沈んでいる。日本戦では自陣で守備を固めてくる可能性もあるが、三笘は「一瞬マークを外してワンツーで抜けることだったり、ミドルシュートだったり、サイドからえぐっていければ、引いた相手でも関係ないと思う」と自信をのぞかせた。日本屈指のドリブラーが、フル代表でも輝き放つ瞬間が近づいてきた。

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2021年11月10日のニュース