×

C大阪 “お隣さん”オリックス旋風に続くぞ! 堅守の名古屋に3発快勝劇

[ 2021年10月28日 05:30 ]

天皇杯準々決勝   C大阪3-0名古屋 ( 2021年10月27日    豊田ス )

 名古屋―C大阪 前半、先制ゴールを決めた鳥海(手前右)を祝福するC大阪・清武。奥右はチアゴ=豊田
Photo By 共同

 準々決勝4試合が各地で行われ、C大阪は3―0で名古屋を破り4強進出した。24日のリーグ横浜戦から先発9人を入れ替えながら堅守の相手に圧勝し、同じ顔合わせの30日ルヴァン杯決勝(埼スタ)へ勢いをつけた。

 リーグ戦でC大阪は12位と目標を見失う位置にいる。それだけに残されたタイトル獲得のチャンスに懸ける意気込みは熱い。24日のリーグ横浜戦から先発9人を入れ替えながら、今季リーグ戦で9試合連続無失点の新記録を樹立するなど堅守を誇る名古屋に圧勝。8月下旬に就任した小菊監督は「この2カ月間、誰が試合に出てもゲームモデルを遂行できるように取り組んできた。(リーグ戦で)試合に絡めなくても、しっかり準備してきた選手が力を発揮してくれた。素晴らしいパフォーマンスで勝てて、うれしい」と喜んだ。

 8月下旬に右足首を負傷し、一時戦列を離れた主将MF清武が復帰後初先発。前半32分、同38分と左右CKから巧みなクロスを送り、今季リーグ戦出場3試合のDF鳥海、同14試合のDFチアゴの得点を呼び込んだ。後半に決定的な3点目を奪い、前がかりの相手を完封。指揮官は「キヨは高いクオリティーで攻守にリーダーシップを発揮し、長所を出してくれた」と称えた。

 この日は、ともに大阪に拠点を置き「舞洲プロジェクト」でスポーツ振興などに取り組むプロ野球のオリックスが25年ぶりにパ・リーグを制覇した。C大阪は30日のルヴァン杯決勝でクラブ史上3つ目のタイトルをつかみ、喜びを分かち合いたい。MF奥埜は「名古屋は“個の力”のある選手が多い。まず1対1で負けないことが大事。いい準備をして臨みたい」と表情を引き締めた。勢いに乗って再び名古屋を圧倒する。

続きを表示

この記事のフォト

2021年10月28日のニュース