マジョルカ・久保　黄金の左沈黙…決定機演出もチームはドロー

スペイン1部   マジョルカ0―0ビリャレアル （ 2021年9月19日 ）

ビリャレアル戦の前半、競り合うマジョルカの久保建（右手前）＝パルマデマジョルカ（共同）
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　マジョルカの日本代表MF久保は後半アディショナルタイムまで出場し、得点に絡めなかった。見せ場は前半終了間際に訪れた。カウンターから右サイドでパスを受けると、対峙（たいじ）した相手DFをまたぎフェイントで揺さぶって右足で中央へパス。味方のシュートは惜しくもゴールマウスを捉えなかったが、決定機を演出した。

　久保は後半により多くゴールに迫ったが、チームが押し込まれる中でボールに触る回数は限られて黄金の左足は沈黙。昨季、レンタル移籍でプレーしたものの出場機会を得られず、「僕はまだ若いので何よりも出場時間が必要だった」とシーズン途中に去った古巣との一戦で成長した姿を見せつけたかったが、苦しい試合を強いられた。