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なでしこ主将のDF熊谷紗希「今後も女子サッカーのために自分ができることを」

[ 2021年7月30日 22:53 ]

東京五輪女子サッカー・決勝トーナメント準々決勝   日本1―3スウェーデン ( 2021年7月30日    埼玉スタジアム )

<スウェーデン・日本>前半、軽快な動きを見せた熊谷だったが…(撮影・西尾 大助)
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 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が30日、準々決勝で前回リオデジャネイロ五輪銀メダルのスウェーデンに1―3で完敗し、4強入りを逃した。開始7分で失点。同23分のFW田中美南(27=INAC神戸)の2戦連続ゴールで追いついたが、後半の2失点で力尽きた。

 試合後に取材に応じた主将のDF熊谷紗希(30)は「ここを目指す女の子たちのためにも、もっともっと上に行って女子サッカーを見てもらう機会を増やしたかった」とベスト8での終戦に肩を落とした。

 11年W杯ドイツ大会では主力として世界一を経験。世代交代を推し進めた高倉ジャパンではキャプテンとして若手をけん引してきた。10年ぶりの世界一への壁は厚く「もっとボールを持ちながら、エリアの中に入っていくような怖さを見せるプレーを増やさないといけなかった。攻撃面でも守備面でも小さいミスを突かれて苦しくなった」と負けを認めた。

 自身は21―22シーズン、バイエルンMでプレーする。「新しい環境に移りますけど、自分のすべきことやるべきことは変わらない。(フランス1部)リヨンで8年間やっていて、ドイツで自分のすべきことが大きく変わることはない。ドイツでのサッカーを楽しみながら選手として人として成長していけたら」と30歳。なでしこジャパンに貢献していく思いも変わらない。「ここで終わってしまって凄く残念ですけど、今後も女子サッカーのために自分ができることをやっていきたい」と力を込めた。

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2021年7月30日のニュース