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なでしこMF遠藤純 逆転五輪切符へ!18歳後輩が刺激「負けたくない気持ちが強くなった」

[ 2021年5月13日 17:45 ]

なでしこジャパンのMF遠藤純
Photo By スポニチ

 東京五輪に出場するサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のMF遠藤純(20=日テレ東京V)が逆転での五輪代表メンバー入りへ決意を語った。

 合宿3日目の13日、オンラインで取材に対応。昨年10月以来となる代表復帰を果たし、「大会まで残り少ない中で、今までの気持ちでは(メンバーに)残っていけないと感じている。やるべきことをやって、結果的にメンバーに残っていきたい」と危機感をあらわにした。

 出遅れた分を取り戻す。18年のU―20W杯では最年少の18歳で出場し、日本の初優勝に貢献すると、翌年のW杯フランス大会でも最年少出場を果たした。各世代で代表に選ばれ、結果を残してきたそのサッカー人生は、まさに“順風満帆”。勢いそのまま東京五輪へ臨むはずだったが、4月の代表活動には不参加だった。「自分自身のコンディションがうまく合っていなくて、東京五輪が近い中で、自分の体を自分でコントロールできなかった」。そう振り返る若きなでしこは、それでも前を向く。現在通う早稲田大学では栄養学を学び、「自分自身に合った食事を考えている」。サッカー以外へも意識高く取り組む姿勢で、代表復帰を勝ち取った。

 約7カ月ぶりの代表では新たな変化もある。今まではずっと1番年下として参加していたが、今回は日頃クラブで共にプレーをしているMF木下桃香(18)が最年少だ。「今まで自分が一番下で、上の人に食らいつくのに必死だった。桃香が下から上がって来て自分自身良い刺激になっている。いろんな選手に対して負けたくない気持ちが強くなった」と、4月の親善試合にも招集されていた後輩の存在が、自身の闘志に火を付けた。心身共に見つめ直した遠藤が、18枠のメンバー争いへここからギアを上げていく。

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2021年5月13日のニュース