神戸　元U―20ブラジル代表FWリンコンがJデビューへ　24日鹿島戦でメンバー入りか

神戸・リンコン
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　神戸の元U―20ブラジル代表FWリンコン（20）が、24日の鹿島戦（カシマ）でJリーグデビューを飾ることが濃厚となった。既に登録などの出場準備は完了。隔離期間などを経て17日に全体練習に合流したばかりながら「監督にチャンスをもらえればいつでもいける。早く試合に出たい」と話してきた新助っ人は、早くも臨戦態勢を整えたようだ。

　名門フラメンゴにおいて16歳でトップデビューを飾り、将来のセレソン候補といわれる逸材。まだ状態は万全ではなくても、三浦淳寛監督は凄みを感じている。「何日間かトレーニングをして、ポテンシャルの高さ（が分かった）。特にシュートに関しては良いものが見られている」。公式戦で最近2試合は無得点が続くだけに、その決定力には期待が懸かる。

　かつてはビッグクラブも獲得に乗り出し、今オフの争奪戦で神戸は約3億円の移籍金を投じたといわれる。「ヴィッセル神戸のためになりたいし、点を取ることでチームの助けになりたい。“ACLに出る”というチームの目標にも貢献したい」。新天地として日本を選択し、そう意欲を示してきたリンコン。いよいよベールを脱ぐ時が来た。