×

日本代表・山根、2戦連発へ DF登録史上初の快挙挑む「得点どんどん狙う」

[ 2021年3月28日 05:30 ]

<日本代表練習>サッカーバレーで軽やかにプレーする山根
Photo By スポニチ

 日本代表は27日、千葉県内に拠点を移し、W杯アジア2次予選のモンゴル戦(30日、フクアリ)に向けた調整を行った。DF山根視来(27)がオンライン取材に応じ、国際Aマッチ初出場で初ゴールを決めた25日の韓国戦に続く2戦連発に照準を定めた。A代表デビューからの2戦連発となれば史上7人目、DF登録では史上初の快挙となる。

 まだ右足には鮮烈な一撃の余韻も残る。大迫の落としに走り込んだ日韓戦から2日。一躍、右サイドバック争いに名乗りを上げた山根は言った。「自分の良さはSBらしくないところ。攻撃のとき、中でもプレーできること、得点をどんどん狙っていくところ。その違いで結果を残していければ」

 右SBには本来、酒井(マルセイユ)が君臨する。山根も昨秋の欧州遠征を見て、あぜんとした。「対人の強さは圧倒的。代表の中でも化け物だなと。普段からネイマールとかを止めている選手なので違いはかなりある」。だが山根にあって酒井にない武器もある。それが得点力だ。

 DF登録で代表デビューから2戦連発となれば史上初。刺激的な日々が快挙を後押しする。欧州組も含む合宿ではプレー強度も想像を超え、ボール回し一つとっても「触った、触ってないの主張も凄い。代表に何をしに来たのか、見本がたくさんいる」とうなる。

 日韓戦後は湘南時代の恩師、チョウ貴裁(チョウキジェ)監督(現J2京都)から「堂々としていたと褒めていただいた」と明かした。「海外の強度はこうだ」と世界基準を叩き込まれた日々が、今に続いていた。「得点、アシストは一番目につく。出てる試合は全て両方狙ってます」。SBらしくないSBがW杯予選でも大仕事の予感を漂わせている。

続きを表示

2021年3月28日のニュース