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WEリーグ浦和 アマ生活5年の“苦労人”MF塩越柚歩がプロ1年目で飛躍の誓い「点に絡むプレーを」

[ 2021年2月11日 16:24 ]

ヘディングでボールをつなぐ浦和レッズレディース・塩越柚歩(撮影・清藤 駿太)
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 9月に開幕するサッカー女子プロリーグ「WEリーグ」に参入する浦和レッズレディースが11日、さいたま市内で練習を公開した。なでしこジャパン表候補のMF塩越柚歩(23)は、今季からプロ生活を本格スタート。練習後にオンラインで対応し「プロサッカー選手は子どもたちの憧れの存在。目標とされる選手になりたい」と責任感を口にした。

 浦和ユース出身でトップチーム6年目。昨季までは、アマチュア契約で働きながらサッカーを続けてきた。平日は午前8時半から午後3時まで勤務。午後5時から練習というサイクルを、5年間続けてきた苦労人は「仕事の時間をまるまる自分自身のサッカーに使える。昨年以上に点に絡むプレーを伸ばしたい」と、さらなる成長を見据える。

 大きな刺激もあった。今オフに日テレのMF長谷川唯(24)がイタリア1部のACミランに完全移籍。長谷川の1学年下で、小学時代に埼玉県トレセンでともにプレーした塩越は「憧れの存在だった。私もビッククラブからオファーをもらえるような選手になりたい。そのためにも、まずは国内で活躍して実績を作ってから」と意気込む。

 昨季はなでしこリーグで全18試合出場。主力として6季ぶりの優勝に貢献し、昨年10月には初のなでしこジャパン代表候補合宿に選出された。プロ1年目で迎える今季は真価が問われる。昨季からチームの主力が残留したが、塩越は「昨年出場したから言って、今年も試合に出られるとは限らない。点を取る貪欲さを出していきたい」。若きエースが、初代WEリーグ女王へと導く。

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2021年2月11日のニュース