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なでしこジャパン 米国遠征中止 シービリーブス杯も出場辞退

[ 2021年1月29日 11:09 ]

 日本サッカー協会は29日、女子日本代表なでしこジャパンが2月に参加予定だった国際親善大会「シービリーブス杯」(米国)を辞退すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、米国遠征(同14~26日)そのものを中止。直前に国内で予定していた事前キャンプも中止すると発表した。

 東京五輪を目前に控えたなでしこが、コロナに貴重な国際大会を奪われた。19年W杯女王の米国はじめブラジル、カナダの強豪3カ国と対戦する予定だったシービリーブス杯は、五輪予選のない日本にとって本番前最後の大会だった。また、国際試合を通じて出場選手18枠を選ぶ選考の場としても期待されていた。

 高倉麻子監督は「この遠征がなくなることで貴重な実戦の場はなくなるが、難しい状況にあるのは全世界どのチームも同じ。どんなことが起きようと、私たちは今、与えられた環境でベストを尽くし、東京五輪に向けて万全の準備を進めていきます。昨年10、11月に再開した国内キャンプでチームの成長に確かな手応えを感じることができたので、継続性を大切にし、前進することを止めず、チーム力を上積みしていきたい」と、力強くコメントした。

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2021年1月29日のニュース