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C大阪新監督にクルピ氏招へい、8年ぶり4度目の就任へ 近く発表

[ 2020年12月19日 05:30 ]

レヴィー・クルピ氏
Photo By スポニチ

 C大阪が来季の新監督として、レヴィー・クルピ氏(67)を招へいすることが18日、分かった。複数の関係者によると、すでに両者間で合意に達しているもようで近日中にも正式発表される。97年を皮切りに、07~11年、12~13年と計8シーズンにわたってC大阪で指揮を執っており、これで8年ぶり4度目の就任となる。

 ロティーナ監督との契約を今季限りで満了とすることを11月に決めたクラブは、より攻撃的かつ魅力的なサッカーを実践するため、水面下で後任人事に着手してきた。そのスタイルに最も合致したのが、10年にC大阪をクラブ最高の3位に導いたクルピ氏。退任後は母国ブラジルのチームや、G大阪の監督などを歴任。19年4月にブラジル1部アトレチコ・ミネイロの指揮官を解任された後は、監督業から引退して孫たちとの生活を楽しむことを明かしていたが、それを撤回して再来日することになった。

 来季から新たな体制を敷くことについて、森島寛晃社長は「クラブとして“どう進んでいきたいか”など、いろんなことを考えて決めました」と話してきた。「育成型クラブ」を掲げる中、かつて香川真司、柿谷曜一朗、山口蛍、南野拓実を日本代表にまで育て上げた同氏には、若手選手らの才能を伸ばすことも期待される。

 ◆レヴィー・クルピ 1953年2月28日生まれ、ブラジルのパラナ州クリチバ出身の67歳。現役時代はU―20ブラジル代表にも名を連ね、85年から監督業をスタート。ブラジルや日本などでのべ30チーム以上を指揮しており、過去にブラジル代表監督の候補にも挙がったことがある。クリチバで日本料理店「azuki」を経営。

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2020年12月19日のニュース