J2徳島　昇格またお預け、千葉とスコアレスドローに西谷「慎重になり過ぎた」

明治安田生命J2第40節   徳島0－0千葉 （ 2020年12月13日    鳴門大塚 ）

スコアレスドローに終わり、J1昇格がまたもお預けとなった徳島イレブン（撮影・成瀬　徹）　　
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　各地で11試合が行われ、ホームで千葉とスコアレスドローだった首位・徳島の7年ぶりのJ1昇格は、またしてもお預けとなった。2位・福岡は京都に2―0、3位・長崎も東京Vに快勝。残り2試合で上位3チームが勝ち点5差以内となり、2つのJ1昇格枠を懸けた戦いは熾烈（しれつ）を極めてきた。

　2戦連続でJ1昇格がお預けになった。ロドリゲス監督は「相手の攻撃（パターン）は分かっていたし、危険なチャンスはつくらせなかったが、我々の攻撃も良い崩しができなかった」と、わずかシュート2本に渋い表情。ホームで7年ぶりの昇格を決めるどころか、逆にライバルの福岡と長崎には勝ち点差を詰められてしまった。

　昇格に王手をかけ臨んだ前節の水戸戦は攻め急ぎ、敗戦。MF西谷は「その反省を生かしたが、慎重になり過ぎた」と振り返るように、相手ゴール前でのパスなど、消極的な部分が出てしまった。

　だが、指揮官が「（運命は）我々の手の中にある」と言うように勝てば昇格の優位は変わらない。16日の大宮戦もホーム。“三度目の正直”で昇格レース一番乗りを決める。

　▽徳島の次節J1昇格決定条件　勝てば無条件で昇格、かつ福岡が△●なら優勝。引き分けなら長崎△●または福岡●で、敗れても長崎△●で昇格が決まる。決まらなかった場合は、最終節の福岡との直接対決に持ち越される。