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鳥栖、開幕5戦不発…J1最悪の屈辱 金明輝監督「ミスが多いわけじゃないがおぼつかない」

[ 2020年7月19日 05:30 ]

明治安田生命J1第5節   鳥栖0―1名古屋 ( 2020年7月18日    豊田 )

前半、競り合う鳥栖・原川(右)と名古屋・米本
Photo By 共同

 鳥栖はアウェーで名古屋に0―1で敗れ、J1ワーストの開幕から5試合連続無得点となった。昨季終盤からの連続試合無得点のJ1ワースト記録も8と更新。決定力不足を打開できない状況が続く。

 鳥栖は選手の距離間と連動ともに良く、足を止めずにリズムよくパスをつないだ。ワイドにボールを散らし、サイドから何度も相手陣に攻め込んだ。開幕5試合目。攻撃の形は確実に進化を見せているが、今季未勝利と無得点の連鎖を絶つことはできなかった。昨季終盤から8戦連続無得点。不名誉な記録をまたひとつ積み重ねることになった。

 金明輝監督は「ミスが多いわけじゃないがおぼつかない。自分たちで苦しめてしまった」と肩を落とした。前節から先発を3人変更して臨んだ。今季初先発したMF安庸佑はクロスバー直撃などチーム最多3本のシュートを放ったが「結果が出せず残念」と声を落とした。開幕から無得点が続く状況を「(選手が)気にかけてる感じがあって負担になっているところもある」と懸念した。

 U―19日本代表の合宿から戻ったばかりのMF松岡は5戦連続の先発フル出場。「チャンスもあったし、前半は自分たちのサッカーができていたが、イージーミスで流れを持っていかれた」と反省の弁だった。ただ「選手はゴールを取る意欲にあふれている。ネガティブな要素は全然ない」と強調。「一人一人がやるべきことをやって、勝つために役割を全うすることが大事」と前を向いた。

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2020年7月19日のニュース