神戸　天敵・広島に完敗　イニエスタ奮闘も「全てうまくいくのは簡単ではない」

明治安田生命J1第2節   神戸0－3広島 （ 2020年7月4日    ノエスタ ）

＜神戸・広島＞前半、競り合うイニエスタ（中央）（撮影・後藤　正志）
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　ホームで勢いをつけるはずが、いきなり出はなをくじかれた。体調不良のDFフェルマーレンを除きベストメンバーを先発にそろえた神戸ながら、広島に0―3の完敗。試合後、オンライン取材に応じた元スペイン代表MFイニエスタの表情は重かった。

　「求めていたスタートを切ることができなかった。4カ月も空いた中で、全てがうまくいくようにすることは簡単ではない」。自身が放ったシュートは4本。前半44分にはスルーパスで決定機を演出するも、無得点に終わった。これで対広島は10試合連続未勝利。今季公式戦5試合目で初黒星を喫し、昨季終盤戦からの公式戦無敗は「9」で止まった。

　無人のスタンドには昨季まで在籍していた元ドイツ代表FWポドルスキや元スペイン代表FWで引退したビジャ氏、スペシャルDJマーク・パンサーのサポーターパネルが設置されたものの、期待に応えられなかった。中3日でアウェー鳥栖戦が控えるだけに、背番号8は「次は勝てるようにしたい」と気持ちを切り替えた。　（西海　康平）