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カシマスタジアムで11日からPCR検査 J本拠地初 1日20件予約制ドライブスルー方式

[ 2020年5月8日 05:30 ]

PCR検査が行われることになったカシマスタジアム=茨城県鹿嶋市
Photo By 共同

 鹿島は7日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、本拠のカシマスタジアムでドライブスルー方式のPCR検査を11日から実施すると発表した。同スタジアムは茨城県が所有し、鹿島が指定管理者となっている。

 Jクラブの本拠でPCR検査が実施されるのは初。鹿島の小泉文明社長(39)は「新型コロナウイルス感染症の拡大防止には、地域一体となった取り組みが大切です。状況の改善につながっていけば」とコメントした。

 一般社団法人鹿島医師会が運営する「鹿行(ろっこう)地域PCR検査センター」を設置し、平日午後1時から3時までの間に1日20件の予約制で検査を行う。対象者は鹿嶋市、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市の医療機関で新型コロナウイルス感染が疑われると判断され、潮来保健所が検査対象と選定した人に限定される。

 Jリーグの村井満チェアマンは4月20日、菅官房長官との会談で「全国56クラブのクラブハウスをPCR検査の場所として提供した場合、ニーズがあるか」と全面協力を提案。茨城県が所有し、鹿島が指定管理者である同スタジアムでの実施はその思いが届いた形だ。鹿嶋市役所担当者は「医療体制が充実していると言えない鹿行地域において大きなメリット。場所を提供してくださったアントラーズさんにはとても感謝している」と話した。

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