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東京五輪の代表候補の大分DF岩田 1年延期は「さらに成長できるチャンス」

[ 2020年5月1日 05:30 ]

元気な姿をみせた大分DF岩田

 来夏に延期された東京五輪の代表候補、J1大分のDF岩田智輝(23)が30日、オンラインでの取材に応じ、「早くボールを蹴ってサッカーがしたい」と切実な思いを打ち明けた。

 画面越しに元気な姿を見せた岩田は「今は体力が落ちないように走り込みと体幹トレーニングを主にやっている」と日々の自主トレについて説明。「公園で1人でリフティングをしているが、サッカーは人と蹴って成り立つのでやっぱり寂しい」と率直な思いを口にした。

 東京五輪の1年延期については「自分は当落線上というか厳しい立場と思っていたので、この1年でさらに成長できるのはチャンスと思っている」と前向きに語った。五輪のサッカー男子の年齢による出場資格は引き上げられ、来年4月で24歳の岩田も出場は可能だが、「出られたらラッキーだなと思うが、一喜一憂していない」と冷静に捉えていた。

 自身の自粛生活についても触れ、一人暮らしで人としゃべることがなく「電話したりして人と話して寂しさを取り除いている」と吐露。食事は栄養のバランスに悩みながら自炊に取り組み「料理は得意じゃないが好きなので朝昼晩作る。毎日同じメニューになることが多いので時々テイクアウトもしている」と話した。

 また「今年から本を読むことを意識している」と読書に励んでいることを明かした。海外移籍の夢へと向かって「英語の勉強を始めた」と新たな挑戦をスタート。「英単語を中1レベルから一からやっている」と基礎からの積み上げている。

 現在はクラブが活動休止中で「サッカーが当たり前にできるありがたさを感じる」と実感。「これだけ休んでいきなり連戦となると体への負荷が怖いところもある」と不安もあるというが、「100%の万全の状態でサッカーが楽しいなと思ってもらえるようにプレーしたい」と語った。

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2020年5月1日のニュース