×

カズが”第2の故郷”ブラジル移籍する本田へキング流のエール!「楽しんで欲しい」

[ 2020年2月2日 05:30 ]

本田、吉田にエールを送ったカズ
Photo By スポニチ

 横浜FCのFW三浦知良(52)が1日、キャンプ地の宮崎・日南から、ブラジルの名門ボタフォゴへ移籍する元日本代表MF本田圭佑(33)へ、キング流のエールを送った。ブラジルと言えばカズにとって第2の故郷。移籍決定の報には高ぶるものがあった。

 「決まるかどうか楽しみにしてたので凄く喜んでます!。僕もボタフォゴとはクリチーバ時代の88年にやってますね。リオデジャネイロの名門だし、ブラジル選手権にも出る。日系人も多いし、ブラジルの人も楽しみにしてるのでは。(周囲の)見る目は厳しいですよ。勝利は絶対だし、面白いサッカーを見せないといけない。でもブラジルでは個人のスキルが高いと喜ばれるし、左利きのテクニシャンは好きだと思います」。王国を知り尽くすカズらしい視点で語った。

 ピッチ外では治安面も心配されるが、サッカーをやる環境としては心配ないと言う。「ちょっと治安がね。(メディアに)防弾ガラスの付いた車を要求したと出てましたね(笑)。危険な地域があるから、そういうのは気を付けた方がいいと思いますね。でもサッカーをやる上では環境が悪いわけではない。リオはいい街だし、文化水準が遅れてるわけでもない」と話した。

 カズが単身でブラジルに渡ったのが15歳の時。86年2月に名門サントスと初めてプロ契約をかわした。当時は防弾ガラス付きの車に乗る余裕なんてなかった。厳しい環境で揉まれサッカー選手としての礎を築いた。今年で35年目を迎えたプロ生活の原点だ。本田の挑戦も自身のことのように嬉しそうだ。

 「サッカーに関して僕からアドバイスなんてありませんよ。リオはサッカー文化も根付いてる。僕もブラジル選手権でバスコダガマなどと対戦した時に1週間行ってね、いい所でした。ビーチもあるし。食べ物や文化、生活も楽しんで欲しいね、ナイトライフも含めて、あっ、家族でね(笑)」。

 カズ自身、今キャンプでは左臀部(でんぶ)痛の影響で出遅れたが、患部の状態も回復。8日までの宮崎・日南キャンプ中には練習試合への出場も予定している。13年ぶりに帰ってきたJ1の舞台。ブラジルで戦う本田の活躍も刺激になりそうだ。

続きを表示

2020年2月2日のニュース