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【横浜・遠藤 独占手記】トドメ弾で15年ぶり戴冠 苦しんだ1年「報われた」

[ 2019年12月8日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ最終節   横浜3-0FC東京 ( 2019年12月7日    日産ス )

後半、3点目となるゴールを決める横浜の遠藤
Photo By スポニチ

 苦しかったシーズンでしたが、後半32分のゴールで報われました。今日だけは浮かれたいと思います。あのゴールはこれまでお世話になった方々への恩返しとしたいです。

 達成感と悔しさが半々の一年でした。キャリアハイ(7得点7アシスト)の結果を残せましたが、1年を通して先発で試合に出続けたわけではなかった。特に2点を決めた8月24日の名古屋戦後も先発の機会はなく、「何で俺が先発じゃないんだろう」と他人と比べて悲観し、諦めかけたこともありました。でも思い切って喜田くんに相談した時に、「考えるのは対誰かじゃないでしょ」とアドバイスされたことや周囲の励ましもあって考えが変わりました。今は「毎回、俺が試合を決めるゴールを取る」と思ってピッチに入っています。

 技術面では外部のトレーナーにつき、上半身の動きなど、体の使い方から見直しました。地味なトレーニングですが、対人のかわし方に変化が出てきました。個人的にはプロになってから初めてというくらい苦しい一年でしたが、メンタルの成長を実感しています。この悔しさが僕を大きくしてくれました。

 ◆遠藤 渓太(えんどう・けいた)1997年(平9)11月22日生まれ、横浜市出身の22歳。二俣川SC―横浜ジュニアユース―横浜ユースを経て16年にトップチーム昇格。同年3月のリーグ新潟戦でプロ初出場。17年のルヴァン杯新潟戦でプロ初得点を挙げた。18年ルヴァン杯ニューヒーロー賞獲得。17年U―20W杯出場など、各年代別日本代表に選出。1メートル75、66キロ。利き足は右。

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2019年12月8日のニュース