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横浜、15年ぶりVへ Jリーグ史上最多観衆V決戦に 日産スタジアム6万4000席完売

[ 2019年12月4日 05:30 ]

2日、なごやかな雰囲気で練習する(左から)チアゴ マルチンス、喜田、扇原、畠中、ティーラトン、仲川、エリキ
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 15年ぶりリーグ制覇を見据える首位の横浜は3日、横浜市内で調整した。7日のFC東京戦の観戦チケットは現時点で完売。当日はJ1リーグ歴代1位の観客動員が見込まれている。過去の悪夢を振り払い、超満員の日産スタジアムで歓喜のシャーレを掲げる。一方、2位のFC東京はチーム最多得点のディエゴ・オリヴェイラ(29)の欠場が濃厚となった。

 超満員のスタジアムで最高のフィナーレを迎える。クラブ関係者によると現時点でFC東京戦のチケットは完売状態で、約6万4000枚が発券済み。J1リーグの歴代最多入場者数記録は13年の横浜―新潟戦の6万2632人だが、記録更新が確実視される。DF松原は「大一番だし、サポーターの皆さんも優勝を期待してくれていると思う。声援があれば、苦しくなった時に再起できる力になる。僕らにとってプラス」と感謝の思いを口にした。

 ジンクスを打破する。J1リーグ歴代1位の観客動員となった新潟戦。2節を残した時点で、横浜は2位浦和と勝ち点4差の首位に立っており、勝てば優勝が決まる状況だった。だが、超満員の観衆の目の前で0―2の完敗。最終節の敵地・川崎F戦も敗れ、転がり落ちるように優勝を逃した。当時、プロ1年目だった主将のMF喜田は「あの日の悔しさや光景は、常に心の中にある」と話す。二度と同じ屈辱にまみれることはできない。

 まるで物語のような、2位FC東京との最終節決戦。プレッシャーがかかる大一番となるが、GK朴一圭は「不安は全くない。前節の川崎F戦でも、どアウェーの中で“俺らがNo・1だ”と(リーグ連覇中だった)相手に思わせるような、強い気持ちを持っている選手が多かった」と強者のメンタリティーをアピールする。涙のV逸から6年。雪辱の日は、近づいている。

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2019年12月4日のニュース