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J2町田・藤田オーナー サポーターからの強い反発受け改名「保留」発表

[ 2019年10月12日 18:22 ]

J2町田のオーナーでサイバーエージェント社長の藤田晋氏
Photo By スポニチ

 クラブ名の変更を発表したJ2のFC町田ゼルビアの藤田晋オーナー(サイバーエージェント社長)が12日にブログを更新。サポーターから強い反発を受けた改名について「保留」として譲歩する可能性を示した。

 藤田オーナーは11日に町田市内で開催されたサポーターミーティングに出席し、クラブ名を「FC町田トウキョウ」に改名することを発表。出席していたサポーターからの反応について「荒れるだろうなとは思っていましたが、体感的には覚悟していた予想を大幅に上回るものでした」と印象を記した上で「ニュースのタイトルや写真チョイスも、全く好意的ではなく、この悪者感。しかしながら、FC町田ゼルビアのサポーターに対して後ろめたいことなど一つもありません。あれば、自分で目の前に行って話すことなど出来ませんし、わざわざライブ配信などやりません」と振り返った。

 クラブ名の変更については「昨日は、18歳のサポーターの言葉に心を動かされたこと、そしてここで決めるよりも第一回目の話合いの場にした方が良いと判断して、改名を保留としました」と決定ではないと説明。「保留と言ってももう決まってるんでしょ?と思ってる方がほとんどだと思いますが、そうとは限りません。私は「頑固」と言われることもある経営者ですが、名称は絶対譲れないものではありません。上場企業の立場として納得できる投資に持っていければ良いだけです。昨日ミーティングと懇親会で多くのサポーターと直接話せたので、今はより良い着地点を見つけられたらと思っています」と、今後も引き続き、この件についてサポーターミーティングを複数回開催し、話し合いの場を設けることを約束。「今回の件で、本当の意味でFC町田ゼルビアの仲間に入れてもらえるプロセスに出来るよう努力していきます」と決意を示した。

 また前日のサポーターミーティングの質疑応答で「ゼルビアという名前は意外と覚えづらい」と発言し、続けてJ2長崎の名前にも言及していたことについて「覚えにくい名前の話で、V・ファーレン長崎の名前を出したのは完全に失言でした。友人である高田社長には謝って快く許してくれましたが、長崎サポーターのみなさま、申し訳ありませんでした」と謝罪した。

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2019年10月12日のニュース