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俊輔、19年ぶり夢共演「カズさんにボールを出せなくて…」 それでも移籍後初フル出場に手応え

[ 2019年8月14日 22:27 ]

天皇杯3回戦   横浜2―1横浜FC ( 2019年8月14日    ニッパツ )

<横浜・横浜FC>後半、途中交代でベンチに退く三浦(右)が中村の腕にキャプテンマークをつける(撮影・篠原岳夫)
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 横浜FCの元日本代表MF中村俊輔(41)が14日、ニッパツ三ツ沢で行われた横浜との天皇杯3回戦でフル出場を果たした。磐田から移籍後は初で、公式戦のフル出場は磐田時代の18年10月7日の清水戦以来。試合は1―2で敗れたが、5月に負った左内転筋痛を乗り越えての90分出場に「楽しくやれた」と笑顔で振り返り、今後のリーグ戦へ向け「もっとやれることを見つけられるなと。もっと動かないで良いプレー出来るんじゃないかな」とまた大きなモチベーションを掴んだ様子だ。

 この日は日本代表の00年6月6日のジャマイカ戦以来となるカズこと三浦知良(52)と同じユニホームを着てピッチに立った。試合前にもカズから「ジャマイカ戦以来だなという話しをした」という。それでも力で勝る相手にボールを保持され「ボールを追いかける時間が多かった分、カズさんに(良い)ボールを出せなくて残念」と悔しがった。

 決戦地は桐光学園時代からプレーし、横浜でプロの第一歩を踏み、そしてプロ初ゴールを決めた自身も「一番好きなスタジアム」というニッパツ三ツ沢だった。その中で古巣と対戦したとあって中村は「今までいっぱい試合をしてきましたけど、記憶に残る、印象深い試合になった」と、感慨深げに振り返った。そして今後のリーグ戦へ「ちょうどプレーオフ圏内に入ったけど、目標は監督も言っているように自動昇格。そこを狙う中で、チームの意識を高く持たせるのも自分の役目。連勝は止まりましたけど、まだ負けていないんで、リーグ戦に繋げていきたい」と話した。中村が完全復活へまずは大きな一歩を踏んだ。

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