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ボローニャ移籍の日本代表DF冨安がイタリアへ出発「まずはアピール」

[ 2019年7月15日 11:46 ]

イタリアへ出発したボローニャのDF冨安
Photo By スポニチ

 セリエAボローニャに移籍した日本代表DF冨安健洋(20)が15日、成田空港からイタリアへ飛び立った。日本人センターバック(CB)としては初のセリエA挑戦。今夏の移籍市場では複数クラブが獲得に動いたが、移籍金700万ユーロ(約8億5000万円)、5年契約でのボローニャ移籍を決断した。

 「決め手は熱意ですかね。攻撃面、守備面ともプレーを細かく見てくれている。守備を学びたい気持ちもあって、イタリアに決めました。まずは開幕スタメンで出られるようアピールしたいです」。

 あす16日にはイタリア北部カステロットでのキャンプに合流する。日本代表として参戦した6月の南米選手権(ブラジル)後、約2週間のオフを過ごし、心身ともリフレッシュ。地元福岡ではセリエAの先輩でJ2福岡の元日本代表FW森本孝幸(31)からセリエAでの成功の秘訣も伝授されたという。

 「モリ君(森本)もミハイロビッチ監督の下で半年やっていたので色々と話を聞きました。プレー以外でもどんどん(チームメートの)食事に着いていったら自然とイタリア語が話せるようになったと。チームに入っていくためにチャレンジしたい」と話した。

 ミハイロビッチ監督(50)とは既に電話で話す機会もあった。第一印象としては「情熱を持った監督」だった。その指揮官は14日に会見し、白血病であることを衝撃告白した。冨安は「病気に負けない、というコメントを見ました。僕も一緒に戦っていければと思います」と話した。

 クラブ首脳からはCBはもちろん、SBも出来るという評価を受けているという。主軸として期待される東京五輪まで約1年。カテナチオの国で冨安の挑戦が始まる。

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2019年7月15日のニュース