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鹿島MF安部、バルセロナ完全移籍で合意「新たな挑戦をしたい」

[ 2019年7月12日 14:00 ]

バルセロナ移籍が決まった鹿島MF安部
Photo By スポニチ

 鹿島は12日、MF安部裕葵(20)が、スペインの名門バルセロナに完全移籍することでクラブ間の基本合意に達したと発表した。移籍後、当面はスペインリーグ3部所属のバルセロナBでプレーする。

 安部は中学時代、プロの目に留まるため、高3時に全国総体開催地で1枠増える広島の瀬戸内高に単身で進学を決め、その総体で鹿島のスカウトに見初められて鹿島に入団した。プロ3年目の今季はクラブ歴代最年少で10番を背負っていた。

 戦況を読む高い頭脳と独特なタッチのドリブルが持ち味。17年の国際親善試合Jリーグワールドチャレンジではスペイン1部セビリアとの一戦に途中出場してマン・オブ・ザ・マッチに輝いた。先月の南米選手権では全3試合に出場した。

 鹿島での最後の試合となった6日のJ1磐田戦では、コールが鳴りやまないゴール裏のサポーターに向かって両手を上げてから深く一礼し、あいさつする姿があった。移籍に備えて10日から個別メニューで調整してきたが、この日もクラブハウスには顔を出した。

 ▼安部のコメント 高校卒業から2年半という月日を鹿島アントラーズで過ごし、プロサッカー選手として、人間として大きく成長することができました。チームメイト、スタッフ、フロント、そしてサポーターの皆様、すべてのアントラーズファミリーと勝利のために戦えたことは、自分の誇りであり、財産です。今回、シーズン途中でチームを離れることは難しい決断でしたが、FCバルセロナで新たな挑戦をしたいと強く思い、移籍を決めました。これから直面する様々な困難や壁も、自分の成長には絶対に必要なことだと信じています。鹿島アントラーズというクラブで経験したすべてを糧に、これからも一日一日、一瞬一瞬を大切にして、フットボールと向き合っていきたいと思います。本当にありがとうございました

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2019年7月12日のニュース