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米国 女子W杯最多更新4度目V!ラピノーがMVP&得点王

[ 2019年7月9日 05:30 ]

女子W杯決勝   米国2-0オランダ ( 2019年7月7日    フランス・リヨン )

女子W杯を2連覇し喜ぶラピノー(中央手前)ら米国代表イレブン(AP)
Photo By AP

 米国が2―0でオランダを下し、2連覇を達成した。4度目の優勝で大会最多記録を更新。FWミーガン・ラピノー(34=レインFC)が後半16分にPKで先制点を挙げて、今大会6ゴールで得点王と最優秀選手を獲得した。一方、決勝トーナメント1回戦で日本を破ったオランダは、2回目の出場で準優勝と躍進した。

 ピッチ外の発言で注目を集めた米国のラピノーが個人2冠に輝き、名実ともに大会の主役となった。主将マークを巻いた34歳のベテランは「3トップの誰かが得点王になりたいねと話していた。まさか自分とは思わなかった」と素直に喜んだ。

 トランプ米大統領に反発し、優勝してもホワイトハウスを表敬訪問しないと公言したことで注目を集めたが、試合でも存在をアピールした。後半にはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入で獲得したPKで先制ゴールを決めた。

 ラピノーと同じく同性愛者であることを公にしているエリス監督は活躍に「スポットライトが大きくなればなるほど輝く」と賛辞を贈る。男子との賃金格差が性差別に当たるとの主張も続けるFWは、試合後に改めて「もう議論を終えて一歩を踏み出す時だ」と切実に訴えた。

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