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ボローニャ移籍濃厚のDF冨安「上へのチャレンジがあれば行きたい」 福岡市長を表敬訪問

[ 2019年7月4日 18:15 ]

高島福岡市長(左)を表敬訪問した日本代表DF冨安
Photo By スポニチ

 福岡出身のサッカー日本代表DF冨安健洋(20)が4日、福岡市役所に高島宗一郎福岡市長を表敬訪問し、改めて伊セリエA・ボローニャへの移籍に意欲を示した。

 冨安は現在、ベルギー1部シント=トロイデンに所属しているが、今夏でのセリエA・ボローニャへの移籍が濃厚だ。移籍の話題に興味津々の高島市長は「ボローニャに行くのかどうなのか。ここ福岡市役所で私の後押しが必要という話を伺った」と冨安に迫ると「イタリアに行くと強い選手がたくさんいる。環境が人を作っていくというところはある。しかも吸収が早い時期にできるだけいろんな環境、いい環境に行くのは大事と思う」とエール。市長に背中を押された冨安は「正式には決まってないのではっきりと言える立場ではないが」と断った上で「その通りだと思う。ベルギーに行ってベルギーの環境で成長させられたと感じている。A代表もそう。いい環境でサッカーできてるからこそ成長できていると思う」と賛同した。さらに「より高みを目指す環境に行くことへの意思はある?」と確認する市長に「サッカー選手である以上は少しでも上を目指すというのはスタンダード。上へのチャレンジがあるのであれば行きたいなと思います」。新たな環境への挑戦に意欲をみせた。

 冨安の力強い言葉を受けた高島市長は「正式発表の日を楽しみに待っています」とにっこり。福岡で育まれた若き才能を頼もしそうに見つめていた。

 また、東京五輪についての思いも問われた冨安は、「僕らの世代は常に東京五輪を意識して、そこに向かって切磋琢磨しながら成長している段階」ときっぱり。「人生で自分の国で五輪があること自体、もうほぼないことなので出たいですし、そこで優勝できるようにやっている」と力強く目標を話した。市長からの「メダルが見たいです。今度はメダルを見せてもらえませんか」というおねだりにも「そうですね。今度はメダルをかけてまたここに来られるように」と照れ笑いしながらも叶えることを誓っていた。

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2019年7月4日のニュース