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高倉監督、16強敗退も東京五輪に向け立て直しへ「はい上がる」

[ 2019年6月28日 05:30 ]

フランスから帰国した「なでしこジャパン」の高倉監督
Photo By 共同

 W杯フランス大会を16強で終えたなでしこジャパンは27日、開催地フランスから帰国した。取材に応じた高倉監督は「なでしこはここからはい上がる。今大会で経験を積んだ選手が勇気を持って立ち向かう」と来年の東京五輪でのメダル獲得に向け、立て直しを期した。

 指揮官は急激に力をつけた欧州勢への警戒心をあらわにした。今回のW杯ではドイツやイングランドなど7カ国が8強に進出。「どんどん置いて行かれるという危機感しかない」と表情を曇らせれば、主将のDF熊谷も「レベルが高くなったし、成長を凄く感じる」と意見に同調する。

 「代表と国内リーグは両輪。国内リーグの活性化は大きな課題で、フィジカル的にも技術的にももっと激しく、レベルの高いリーグにしていけばおのずと力がついてくる」。指揮官はプロリーグ新規発足の検討を含む日本国内リーグの活性化を復権の鍵に挙げた。日本中が盛り上がる夏まで、残り1年。挑戦者としての覚悟を持って突き進むのみだ。

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2019年6月28日のニュース