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MESSIよりもKUBO!ブラジル紙がコパ初戦を徹底比較 ドリブル&決定機演出で上回る

[ 2019年6月20日 05:30 ]

後半、ドリブルで切れこむ日本・久保建(撮影・大塚 徹)
Photo By スポニチ

 レアル・マドリードの日本代表MF久保建英(18)が“サッカー王国”からも注目を集めている。18日付のブラジル・ランセ紙が“日本のメッシ”と称される久保の特集記事を掲載。アルゼンチン代表MFリオネル・メッシ(31)との初戦比較で、ドリブル回数などを基に久保を高評価した。中2日で迎える20日(日本時間21日)のウルグアイ戦でも注目の的となる。日本代表は18日(同19日)、試合が行われるポルトアレグレに移動して練習を行った。

 チリ戦で強烈なインパクトを残した久保を、目の肥えたブラジル地元紙も放っておかなかった。18日付のランセ紙は、久保のチリ戦のプレーと、0―2でコロンビアに敗れたメッシのプレーを徹底比較。久保が後半20分に日本代表史上最年少ゴールまであと一歩と迫ったドリブルでの仕掛け、決定機演出の数で上回り「日本のメッシは2部門で本家を上回った」と称えた。

 同紙と公式記録によれば、久保はボール保持率、パス成功数などでは本家より下。だが、同紙は「本家はほとんどのチームメートが彼の近くでプレーしている」と指摘。アルゼンチンがメッシ中心に攻撃を組み立てるとあって、ボール保持率などで劣るのは当然の結果だと強調し、その上で「日本のメッシは少なくとも片りんを見せた」とした。

 スペインの注目度ももちろん高い。同国のEFE通信は、ウルグアイと対戦するポルトアレグレで行った18日の初練習を詳細にリポート。チリ戦の先発組とともに軽めのメニューを消化した久保が、練習中に左膝に触れるしぐさを見せたことに触れ「一瞬ひやっとしたが、特に意味はなかったようだ」とまで報じた。今やRマドリードの至宝となりつつある久保。チリ戦後には「チームを助けるプレーができなかったことが悔しい」と語っており、この日はリカバリーが終わった後も仲間の練習を観察していた。強豪ウルグアイとの対戦ではさらなる注目を浴びそうだ。

 本大会はDAZNが独占中継。

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