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Jリーグ、ワールドクラスの選手育成を目指す「Project DNA」進捗を説明

[ 2019年4月26日 19:24 ]

 Jリーグは26日、育成年代強化に関するブリーフィングを都内で行った。15年から昨年まで日本サッカー協会(JFA)と進めてきた協働プロジェクト「JJP」を総括した後に、今年から始まった「Project DNA」の進捗に関して説明した。

 「Project DNA」は、「選手や指導者の資質を紡ぎ、ワールドクラスの選手を輩出する」と銘打たれたプロジェクト。30年までに日本のエリート選手が世界のトップレベルでプレーすることや、育成年代の活動において世界をリードする存在となっていることなどをビジョンとし、「JJP」からの強化を加速させていく。

 「Project DNA」を受け今年からJリーグの組織に新設された「アカデミー・リーダーシップ・チーム(ALT)」の会議は既に始まっている。4月の初回会議では、Jリーグと各クラブが作る細かい評価要項を元に、各クラブのアカデミーの進捗(しんちょく)状況を知る実行書「アカデミーパフォーマンスプラン」の導入を同意した。

 また、選手の試合環境設備についても検討。トップチームの練習に参加しているが試合には出られない、それでも高校生の試合ではもてあます実力を持つ育成年代の選手の強化に主眼を置いた、U―21リーグの設置に関する議論も行われているという。

 選手を導く指導者育成に関しては、コーチを指導するヘッドオブコーチの養成コース「JHoC(ジェイホック)」を設けた。6月10日から早速1期生のコースが始まる。24年までの計4期で72人を養成し、将来的に各クラブに最低1人、個の育成などに関する高いスキルを持つ「JHoC」を修了したヘッドオブコーチングの配置を目指していく。

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2019年4月26日のニュース