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香川「誇り」の10番勝ち獲った、22日コロンビア戦先発も

[ 2019年3月21日 05:30 ]

サッカー日本代表合宿 ( 2019年3月20日    横浜市内 )

日本代表の練習でパス練習をする香川
Photo By スポニチ

 キリンチャレンジカップ・コロンビア戦(22日、日産ス)、ボリビア戦(26日、ノエスタ)を控える日本代表は20日、横浜市内で冒頭15分を除く非公開練習を行った。背番号が発表され、昨夏のW杯ロシア大会以来の代表復帰を果たしたMF香川真司(30=ベシクタシュ)が10番に決定。コロンビア戦では先発する可能性も浮上した。森保ジャパンで10番をつけていたMF中島翔哉(24=アルドハイル)は8番になった。

 
 香川か、中島か。その行方が気にされていた、サムライブルーのエースナンバー。伝統と誇りの番号は香川に託されることが決まった。「番号でやっているわけじゃない。でも、10番は自分にとって誇り」とこだわりを見せる数字。中村俊輔に代わり11年1月のアジア杯から10番を受け継ぎ、そこから通算78試合28得点を積み上げた。昨年7月の森保監督就任以降は招集外が続き、代わって中島に10番が託されたが、約9カ月ぶりの代表復帰で再び10番を背負うことになった。

 チームは合宿3日目となったこの日から戦術練習を開始。攻守の素早い切り替え、縦に早く運ぶ意識付けをする練習が行われたという。その中で、香川は堂安、中島ら主力組とプレー。21日の公式練習で最終判断が下されるが、昨夏のW杯ロシア大会決勝トーナメント1回戦のベルギー戦以来となる先発復帰も見えてきた。

 伝統の番号をまとうからには、復帰戦での一発回答が不可欠だ。ポジションは慣れ親しんだトップ下に入るとみられ、攻撃の要としてコロンビアに立ち向かう。ロシア大会では自身のPKで先制し、2―1の勝利に貢献した。コロンビア相手の2戦連発となれば、日本では初めての快挙ともなる。「また一からこのチームでしっかり結果を残していけるように頑張りたい」。復権へ見据えるのは結果だけ。ど派手な復帰弾で弾みをつける。

 ≪17番は空き≫日本代表23人の背番号がこの日に発表され、17番は空き番となった。W杯ロシア大会までは前主将の長谷部がつけていた番号。森保監督就任後は主将を託されたこともある青山が背負っており、負傷して不参加となった11月の親善試合ベネズエラ戦とキルギス戦は、代わりに追加招集された守田がつけていた。森保ジャパンで初めて17が不在となった。

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2019年3月21日のニュース