米子北３年連続初戦突破　１年生・崎山が“昌子魂”Ｖ弾

第９７回全国高校サッカー第２日   米子北１―０国士舘 （ 2018年12月31日    駒沢 ）

＜国士舘・米子北＞前半先制ゴールを決め、ガッポーズを見せる米子北・崎山（１４）＝撮影・森沢　裕
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　米子北の３年連続初戦突破を引き寄せたのは、１年生ＦＷ崎山だった。前半７分、右サイドを突破した原田のクロスを逆サイドに走り込んで右足ダイレクトでシュート。これが決勝点となった。

　「マイナスに流れたボールをうまくバックステップで合わせられた」。自分より後方に来る難しいボールだったが、抜群のステップで見事に決めた。選手権の大舞台でスタメンに抜てきされ、いきなりゴールを決めるところは、並の１年生ではない。「これで満足していたら何もできない。次も結果を出したい」と、欲も見せた。

　０２年６月、Ｗ杯日韓大会期間中に沖縄で生まれた。「人間として成長できるし、大事に育ててくれる」と、２人の兄を追って米子北に進学した。７月にはＯＢで日本代表ＤＦ昌子の激励も受けた。「高校時代にやっておくべきこと」をアドバイスされ、「まだまだ甘い」と刺激を受けたという。ストライカーとしてさらに成長していきそうだ。