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G大阪 敵地大阪ダービー12年ぶり勝利 守護神の東口完封「対策と準備がしっかりできていた」

[ 2018年10月7日 05:30 ]

明治安田生命J1第29節第2日   G大阪1―0C大阪 ( 2018年10月6日    ヤンマー )

<C大阪・G大阪> 前半、ゴール前で競り合うC大阪・山口(上)の攻めを防ぐG大阪・東口(下)(撮影・後藤 大輝) 
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 流れを引き寄せるビッグプレーだった。0―0の前半39分、右サイドよりの位置から放たれたMFソウザの強烈な30メートルミドルシュートを、左手一本でセーブ。06年3月12日以来12年ぶりの敵地ダービー星を演出したのは、守護神の東口だった。

 「スカウティングでも(ソウザが)打ってくるというのはあったし、対策と準備がしっかりできていた」

 6分後に決勝点が生まれ、9月下旬まで降格圏にいたチームが2試合連続のシャットアウト勝利。暫定12位まで順位を上げ、満面の笑みを浮かべた。

 苦い経験が糧になっていた。日本代表として出場した昨年10月の親善試合ハイチ戦。左サイドの遠い位置からミドルシュートを叩き込まれた。「世界はあの位置からでもシュートを打ってくる」。代表キャップ3試合目で感じたJリーグと世界の差。「あの経験があって、もっと成長せなアカンと思った」。それ以降、常にどの位置からでのシュートも想定した準備を心掛けるようになった。

 「(川島)永嗣さんは35歳でバリバリやっている。悔しさは蓄積されているし、まだまだGKは積み上げていくことができる年齢」

 ロシアW杯は出場機会がなかったものの、森保ジャパンの初陣コスタリカ戦ではフル出場。32歳だが、東口の伸びシロはまだまだ残っている。

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2018年10月7日のニュース