ビッグクラブが狙うミリンコビッチサビッチ、ラツィオと年俸倍増で契約延長へ

　イタリアのテレビ局メディアセットは２３日、欧州のビッグクラブが挙って獲得を狙うラツィオのセルビア代表ＭＦセルゲイ・ミリンコビッチサビッチ（２３）が、近くラツィオと年俸倍増での契約延長に合意する見通しであると報じた。

　ミリンコサビッチとラツィオの契約は現在、２２年６月末までで年俸１５０万ユーロ（約１億９０００万円）。だが、同局によれば、ラツィオは契約年数を２３年６月末まで１年延ばし、年俸を３００万ユーロ（約３億８０００万円）までアップするオファーを準備しており、近く代理人サイドと最終的な詰めを行う予定という。

　同局によれば、かつて日本代表ＭＦ本田圭佑（メルボルンＶ）の獲得にも動いたラツィオのロティート会長は、今夏届いた１億ユーロ（約１２４億円）のオファーも拒否。今のところチームの宝を放出する意思は持っていないようで、今シーズンさらなる飛躍を遂げさせ、来夏に１億２０００万〜１億５０００万ユーロ（約１５０億円〜１９０億円）というさらなる高額な移籍金で売りたい方針という。

　Ｗ杯ロシア大会にも出場した将来を嘱望されるミリコビッチサビッチには、ユベントス、ＡＣミラン、マンチェスターＵ、レアル・マドリードなど多くのビッグクラブが獲得に乗り出しており、代理人もそれらのクラブと絶えずコンタクトを取っているという。