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久保、横浜への期限付き移籍が発表「成長するため、新たなチャレンジが必要」

[ 2018年8月16日 08:33 ]

久保建英
Photo By スポニチ

 U―19日本代表FW久保建英(17)が、FC東京から横浜に期限付き移籍することが16日、両クラブから発表された。トップチームで試合出場機会が少ない現状打破へ、環境を変えることを決意した。2018年12月31日までの期限付き移籍で、既に来夏のバルセロナ復帰が内定している“和製メッシ”は、新天地で巻き返しを図る。

 久保はFC東京を通じて「このたび、横浜F・マリノスに期限付き移籍をすることになりました」と報告。「優勝争いをするチームに少しでも貢献するため、日々の練習に取り組んで来ました。ただ、自分がもっと成長するためには、新たなチャレンジが必要だと考え、今回の決断をしました」と心境を吐露。「このような機会を与えていただいたクラブには感謝しています。しっかりと成長できるように、これからも頑張っていきたいと思います。引き続き応援をよろしくお願いします」とした。

 また、横浜を通じては「今回、横浜・Fマリノスでプレーできるチャンスを頂き感謝しています。間で受けてからのドリブルやシュート、状況判断が自分の得意なプレーだと思っています。チームの目標達成の為、全力で頑張りたいと思いますので、ご声援をお願いします」と活躍を誓った。

 バルセロナによる18歳未満の外国人選手登録違反により、日本への帰国を余儀なくされた久保は、15年5月にFC東京の下部組織に入団。16年9月にはトップチームに2種登録され、昨年11月にはプロ契約も結んだ。さらなる飛躍を期した実質プロ1年目の今季だったが、長谷川健太新監督が求める堅守速攻のスタイルにフィットせず。リーグ開幕3戦と第8節こそ途中出場したが、その後はベンチを温める日々が続き、U―23チームが参戦するJ3が主戦場となっていた。

 西野ジャパンが16強入りしたW杯ロシア大会には、U―19日本代表の一員として現地入りし、練習パートナーも務めた。日本戦も生で観戦し「刺激だらけというのが正直なところ」と話し、巻き返しを誓っていたが、トップチームではメンバー外続き。現状打破へ、ついには環境を変える選択を決断した。

 昨年はU―17、U―20のW杯に各年代代表として出場。フランスの名門パリSGも本格的に獲得へ動くなど、世界が注目している。18歳となる来年6月には、バルセロナへの復帰が既定路線。まずは20年東京五輪のメンバー入りへ向けても、成長の歩みを止めている時間はない。ポステコグルー監督の下、攻撃的サッカーを展開する横浜でステップアップを目指す。

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2018年8月16日のニュース