乾　Ｊ復帰明言「いずれは日本でプレー」新天地ベティスへ出発

航空機に乗り込む乾（撮影・大塚　徹）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　Ｗ杯戦士たちがつかの間の休息を終えて、それぞれの戦いの場に戻った。日本代表ＭＦ乾貴士（３０＝ベティス）は２５日、スペインに出発前の成田空港で取材に応じ、将来的にはＪリーグに復帰することを明言。さらに日本代表監督に就任が有力視される２０年東京五輪代表監督の森保一氏（４９）にも言及した。

　Ｗ杯で世界を驚かせた乾が、新天地ベティスへと飛び立つ前に、今度は言葉でインパクトを残した。

　１２日にスペイン大使館で行われた入団会見で「これが最後の移籍になる」と語ったが、この日は「海外での移籍が最後ということ。年齢も年齢だし、外国籍枠の問題もある。ベティスとの契約を満了したら３２、３３歳ですから。いずれは日本でプレーします。長くやりたいので」とセクシーフットボールの申し子は将来的なＪリーグ復帰を明言した。

　それでも今、集中すべきは今季の戦い。エイバルから移籍し、「新しいチームで新しいサッカーができるのが楽しみ。監督の戦術を早く理解して、早く溶け込みたい」とした上で「１００試合出場がもうすぐなので達成したい。あとは欧州リーグもありますから、一つでも上に行けるように貢献したい」と残り１１試合に迫っているリーグ戦１００試合出場を目標に掲げた。

　２６日には森保氏が日本代表監督に就任する見込み。「Ｗ杯ではコーチとして盛り上げてくれたり、いろんなアドバイスをくれた。ベルギー戦の悔しさを知っている方ですから。ただ、正式に代表監督が決まってから発言したい」と慎重に言葉を選びながらも歓迎する意向を示した。