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レーブ監督 サネ落選の苦しい決断明かす「ブラントとの争いだった」

[ 2018年6月4日 21:30 ]

まさかのW杯メンバー落選…張替えられてしまうサネのポスター(AP)
Photo By AP

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で2連覇を目指すドイツ代表23人が決定。会見に出席したレーブ監督は落選した4人のメンバーについて「W杯出場に値する働きをした4人の素晴らしい選手を自宅に帰さなければなりません。本大会メンバーとの差は本当にわずかなものでしたし、この決断は簡単なものではありませんでした」と苦しい胸の内を明かした。

 今回惜しくも落選となったメンバーはサネ(マンチェスター・シティー)、ペーターゼン(フライブルク)、ター(レバークーゼン)、レノ(レバークーゼン)の4人。

 特に今季プレミアリーグで大活躍したサネの落選は大きなサプライズとなった。レーブ監督は落選したサネについて「ウィングのポジションはミュラーとロイスという形でうまくいっている。加えてドラクスラーがコンフェデ杯でいいプレーをみせており、大きな戦力となった。DFの人数はこれ以上減らすことはできないから、最後はサネとブラントによるギリギリの争いとなった」と悩み抜いた上でブラントを選択したと説明。

 さらに指揮官は「サネは9月から再び代表に参加することになるだろう。先日のオーストリア戦でもいいプレーを見せていたし、守備にもきっちり取り組んでくれた。ピッチ外でもいい姿勢を見せてくれているし、今回の落選は彼に対する批判というものではない」とやさしくフォローした。22歳新鋭は土壇場で涙をのむことになったが、次回のW杯ではこの悔しさをバネに、より成長した姿をピッチで見せてくれるはずだ。

 代表は次の通り。

 ▽GK ノイアー、トラップ、テアシュテーゲン▽DF プラッテンハート、ヘクター、ギンター、フンメルス、ズーレ、リュディガー、ボアテング、キミヒ▽MF ケディラ、ドラクスラー、クロース、エジル、ロイス、ミュラー、ゴレツカ、ルディ、ブラント、ギュンドガン▽FW ウェルナー、ゴメス

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