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MF山口蛍 Jでも代表でも最多「インターセプト」から攻撃につなげる

[ 2018年6月4日 10:40 ]

侍 俺の武器

ボールを奪いきる力が抜きん出ている山口
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 クラブでも代表でも、その数は群を抜いている。中盤での守備を持ち味とするMF山口蛍(27=C大阪)は昨季、インターセプト数でJ1最多となる30回をマーク。今季も第15節を終えた時点で単独トップの17回を記録しており、ハリルジャパン時代の全38試合(出場23試合)で14回という数字も代表の中で最多となっている。 日本代表・試合日程

 ここでいう「インターセプト」とは、カットするだけではなく、奪ってから攻撃につながった場合のみカウントされる。すなわち、攻めに転じる第一歩に山口が何度も関わっていることが証明されるデータだ。「自分の長所は多くないし、キヨくん(清武)みたいに“攻撃でやれ”と言われてもできない」。本人はそう語るものの、ボールを奪いきる力は抜きん出ている。

 強豪国相手に少ないチャンスをものにしなければならないのが、W杯という大舞台。山口のインターセプトを起点としたカウンターが攻撃のカギを握るかもしれない。

 ◆山口 蛍(やまぐち・ほたる)1990年(平2)10月6日生まれ、三重県名張市出身の27歳。箕曲WESTSCでサッカーを始め、C大阪U―15、同U―18を経て09年にトップ昇格。12年のロンドン五輪と14年W杯ブラジル大会に出場。15年12月にハノーバーに完全移籍。翌年6月に完全移籍でC大阪復帰。1メートル73、72キロ。利き足は右。

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2018年6月4日のニュース