×

アンデルレヒト森岡10号 MF3人目シーズン2桁得点

[ 2018年3月5日 05:30 ]

ベルギーリーグ・第29節   アンデルレヒト3-2ズルテ・ワレヘム ( 2018年3月3日 )

前半、先制ゴールを決めチームメートに祝福されるアンデルレヒトのアンデルレヒト・森岡
Photo By 共同

 ベルギー1部アンデルレヒトのMF森岡亮太(26)が3日、今季10点目のゴールを決めた。後半33分までプレーした敵地ズルテ・ワレヘム戦の前半2分に先制のヘディング弾。欧州主要1部リーグでのシーズン2桁得点は日本人のべ12人目だが、MF登録では3人目となった。マリ、ウクライナと対戦する今月下旬の日本代表ベルギー遠征のメンバー選考が進む中、存在感をアピールした。

 電光石火の一撃だった。試合開始直後の2分、中央で構えた森岡は右クロスに反応。ニアサイドに入りながらDFをかわし、頭でボールの角度を変える絶妙ヘディングシュート。左サイドネットに突き刺さった。「ファーストタッチっすよね。クロスが相手に当たって、うまいこといい感じのところに来た。いい感じで決められた」。勝利を導くゴールを自画自賛した。

 2試合連続でネットを揺らし、日本人12人目となるシーズン2桁得点に到達。MF登録では中田英寿、香川真司に続いて3人目となった。「(2桁は)ここベルギーに来た時に決めてた目標。まあ個人的なことですけど」と喜んだ。

 今年1月末にワースランドベベレンからベルギー屈指の強豪への移籍を決断。結果が出なければ一瞬にして批判を受ける常勝軍団でも、得点力を兼ね備えた司令塔としてチームに欠かせない戦力になった。加入後3点目で、チームは2位に浮上。「ほんと勝てて良かった。正直、やっぱり1位を目指しているので」と話した。

 クラブでの活躍はW杯への道にも直結する。昨年11月の欧州遠征で約3年ぶりに日本代表に選出された。W杯メンバーの当落線上にいる森岡は今月下旬のベルギー遠征に選出され、マリ、ウクライナとの2連戦でアピールする必要がある。「とりあえず今は、チームとしての目標に集中してという感じですね」。好調のまま結果を出し続ければ、日本でメンバー選考を進めるハリルホジッチ監督にも届くはずだ。

続きを表示

この記事のフォト

2018年3月5日のニュース