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大迫が健勇が…決定機で精度欠き攻撃陣不発 速攻格上通用せず

[ 2017年11月16日 05:30 ]

国際親善試合   日本0―1ベルギー ( 2017年11月14日    ベルギー・ブリュージュ )

後半、決定的なチャンスを外し悔しがる杉本
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 守備的戦術をとった影響か、攻撃陣は不発に終わった。連動したプレスでボールを奪っても攻撃に転じてからの精度、スピードが足りない。セットプレーや偶発的なチャンスから決定機こそつくったが、ラストプレーの精度を欠いた。先発した大迫は前半26分のヘディング、後半9分の右足ミドルとゴールを狙うもいずれも枠外へ飛び、「最後のちょっとしたところで差が出た」と唇をかんだ。最前線で体を張り続けたが、シュートはこの2本だけ。「僕も含めて、前の選手が最後勝ち切れるようにレベルアップしたい」と精度向上を課題に挙げた。

 後半28分には大迫に代わり杉本がピッチへ入り、直後の32分にチャンスを迎えた。相手DFのクリアミスを拾うと、一気に裏へ抜け出す。右に原口、左に森岡と左右へのパスも選択できたが、「入ったところだったので自分でシュートを打ちたかった」と背番号9は左足シュートを選択。結局これは相手GKにセーブされ、最大の決定機をふいに。「決めないといけなかった」と悔しげに振り返った。

 2試合で奪った得点はブラジル戦で槙野が決めたヘッド弾だけ。アジアでは脅威となった速攻も、格上の相手には精度を欠いては通用しない。乾が「2試合でディフェンスラインの槙野君しか点を取れていないのは日本の弱点。この2試合がもしW杯ならば勝ち点1も取れていない状況」と話すなど、危機感を募らせる。W杯本大会まで残り7カ月。残された時間は長くない。

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