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ハリル監督 期待の若手、長沢、橋本、室屋リストアップ

[ 2016年9月24日 05:30 ]

予備登録増枠で若手をリストアップしたハリルホジッチ日本代表監督

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)がW杯アジア最終予選の予備登録メンバーを増枠したことが23日、分かった。複数の関係者によればFC東京のDF室屋成(22)、MF橋本拳人(23)、G大阪のFW長沢駿(28)らが新たにリストアップされたもよう。指揮官は25日、G大阪―FC東京(吹田S)を視察予定。来週29日の日本代表発表に向け、戦力発掘にも余念がない。

 絶対に負けられない戦いに向け、ハリルホジッチ監督が水面下で動いていた。10月6日のW杯アジア最終予選イラク戦(埼玉)、同11日のオーストラリア戦(メルボルン)はW杯切符へ鍵を握るとともに自身の進退も懸かる重要な戦い。29日に予定される日本代表発表を前に予備登録メンバーの増枠に着手していた。

 複数の関係者によれば、その中でもG大阪の長沢、FC東京のDF室屋、MF橋本は注目株だ。25日には、ハリルホジッチ監督が大阪まで足を運び視察することも決定した。長沢は1メートル92の長身FW。8月以降は6戦5発と得点を量産している。22日の天皇杯で指揮官が視察に向かったのはクラブ内での問題行動を理由に“追放処分”とした金崎の状態だった。つまりFWは重要な補強ポイントで、巨漢ぞろいのオーストラリア対策として長沢は興味深い存在となっている。また、リオ五輪代表の室屋、複数のポジションをこなす橋本も伸びしろは十分だ。

 アジアサッカー連盟が今月5日に公表した日本代表の予備登録メンバーは、19歳のG大阪MF井手口から35歳の川崎F中村まで89人。しかし、W杯予選はUAE戦に敗れるなど1勝1敗と苦難の船出。結果、追加のできる予備登録メンバーは100人規模に膨らんだ。「次の選考はイラク、オーストラリアを想定したメンバーになる」と日本協会幹部は話す。膨大なリストから、アジア最終予選を勝ち抜けるメンバーを選ぶことになる。

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