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カズ 天皇杯最年長出場記録 49歳6カ月27日勝利で飾る

[ 2016年9月23日 05:30 ]

<横浜FC・長野>終了後、カズが主将の寺田(手前)、決勝ゴールを決めたグエン・トゥアン・アイン(右)と抱き合って勝利を喜ぶ

第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦 横浜FC3―2長野

(9月22日 パロ瑞穂)
 J2横浜FCのFWカズが、新たな金字塔を打ち立てた。J3長野戦の後半29分から出場。同32分には早速、強烈な左足シュート、リードした終盤は守備でも体を張り存在感を見せた。49歳6カ月27日での出場は97年の紺野悦男(新日鉄釜石)の45歳7カ月5日を上回り、アマチュアも出場可能な天皇杯での最年長出場。大幅な記録更新を勝利で飾った。

 試合は延長までもつれる激闘。だがカズは「これぞ天皇杯。延長戦に入って、負ければ終わりの緊張感。楽しかった」と笑う。苦しい場面では若手に「この場を楽しめ」とハッパを掛けたという。まさに不屈のカズ魂。もちろん新たな最年長記録も通過点にすぎない。「ピッチに立つだけでは意味がない。大事なのは年齢より中身。これでまたサッカーが楽しくなる」。最後はキングらしく締めくくった。

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