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ブラッター氏らの調査開始 FIFA汚職問題 倫理規定違反の疑い

[ 2016年9月9日 22:15 ]

 国際サッカー連盟(FIFA)の倫理委員会調査部門は9日、ブラッター前会長らに対して支払われた給与やボーナスなどを巡り、利益相反や汚職などの倫理規定違反の疑いがあるとして正式に調査を開始したと発表した。

 調査対象はブラッター氏に加え、前事務局長のバルク氏、事務局長代行を務めていたカットナー氏。FIFAは6月に3氏が2015年までの5年間で合計7900万スイスフラン(約83億円)にも上る高額報酬を得る契約を結んでいたことを公表していた。

 ブラッター氏はFIFA前副会長のプラティニ氏に対する法的根拠のない金銭授受を理由に6年の活動停止処分を受け、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴している。

 昨年5月に発覚したFIFAの一連の不祥事を受けてブラッター氏は辞任に追い込まれ、ことし2月にインファンティノ氏が新会長に就任した。(共同)

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2016年9月9日のニュース